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日本とNZの働き方-ライフワークバランス(第1回)

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Kia Ora!! はじめまして。ニュージーランドで働くプログラマ、はっしーと申します。普段はブログ「NZ MoyaSystem」で、海外エンジニアとしての視点から情報を発信しています。

 

もともと僕は日本のIT企業でシステムエンジニアとして働いていたんですが、その職場が深夜残業当たり前、家に帰れないのも当たり前な超絶ブラックな環境でした。そんな人生を変えるために退職。NZにやってきたのが2014年のことです。

 

今年からNZの会社で働き始め、現在では毎日定時で帰って有休も気兼ねなく使える、ライフワークバランスの取れた生活を日々楽しんでいます!

 

このニュースレターでは、日本の社畜的な働き方と、NZのホワイトな働き方の双方を知る人間として、それぞれの労働環境の違いについて書いていく予定です。よろしくお願いします。

 

第1回は、年の瀬も差し迫った時期ということで、年末年始休暇についてお話ししましょう。

 

皆さん、今年の年末年始は何連休ですか? 日本のお正月休みは比較的長いですから、7日から10日前後お休みを取る人が多いと思います。

 

さて、かくいう僕ですが、今年は12月24日から1月8日までお休みを取りました。怒涛の16連休です! 日本で働いていたときを含めて、こんなに長期の休暇は初めて。興奮を禁じえません。

 

2週間もの間会社を休むのは、日本ではなかなか難しいものがありますが、ニュージーランドでは至極一般的です。年末のニュージーランドは真夏で気候がいいので、2週間どころか、3週間や1ヶ月お休みを取ってバケーションに出かける人も多くいます。

 

日本では長期休暇が取りづらい、飲食業やサービス業も例外ではありません。僕の行きつけのカフェはクリスマスの日から2週間休み。お世話になっているジムのトレーナーも、「クリスマスは家族と過ごすんだ!」と言って、母国のアメリカに3週間帰ってます。

 

NZでは、「みんな働いてばっかりだと疲れるよね。だから長期休暇が必要だよね」というコンセンサスが社会的にできあがっています。そのおかげで、労働者みんなが働きやすい環境を享受できるんですね。

 

そのぶん、取引先の担当者が突然バケーションでいなくなるなんて日常茶飯事で、ビジネスのスピードや利便性は多少犠牲になっている感はありますが、生活に支障が出るほどではありません。ちゃんと仕事して、私生活も楽しむ。そんな当たり前の幸せがこの国にはあるのです。

 

ということで、僕もこの2週間は思いっきり体を休めて、怠惰な寝正月を過ごしたいと思います。皆さんも良いお年を!!


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年明けで一部時期がずれてしまいすいません by Duke(苦笑)